【洋画レビュー】 『ルーム ROOM』 を観た感想

2016/05/12 

ルーム [Blu-ray]

公開2016年4月8日(日本)/118分

監督:レニー・エイブラハムソン

出演:ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブリー、ジョアン・アレン、ほか

日本公式サイト:ルーム

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概要

カナダアイルランドで制作された映画です。

Wikipediaを見ると、どうやら徐々に話題が広がり上映規模を拡大した作品のようです。主演のブリー・ラーソンさんは第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

あらすじ

5歳の男の子、ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。体操をして、TVを見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。しかしこの扉のない 「部屋」が、ふたりの全世界だった。 ジャックが5歳になったとき、ママは何も知らないジャックに打ち明ける。「ママの名前はジョイ、この「部屋」の外には本当の世界があるの」と。混乱する ジャックを説き伏せて、決死の脱出を図るふたり。晴れて自由の身となり、すべてが解決して幸せになれると思っていた。ところが-。(Wikipediaより)

2行でまとめ

「部屋」で暮らす母と子

2人は、「天窓」から見える「広い外の世界」へと脱出を試みる…

感想

話題になっていたので、事前情報無しで観ました。映画ポスターは見ていたので、見る前のイメージは、ハートウォーミングな作品でしたが…

(子供が使う英語なので、僕は字幕を見なくても大体分かるぐらいの言葉が多かったです。)

おすすめ度★★★★☆

以下、少しネタバレ要素を含みます。

最初の2分で分かります。「この映画は面白い

当たり前ですが、サウンドが本当に映画っぽいのです。これから始まる何かにワクワクさせられました。

ジャック(子供)役のジェイコブ・トレンブレイは、ロングでパーマ風の姿だったので、女の子と間違えてしまうほどの美少年です。事前情報無しだったので、息子だということは最初分かりませんでした。

この小さな部屋を舞台にした、心暖まる話なのかな…なんて思いながら見てましたが、どうやらそういう感じでも無いことに少しずつ気づいていきます。

(メンタル的に)頭のイカれた母親と子供の母子家庭なのかな…なんて想像を巡らせました。しかし要所要所に入り込むサスペンスドラマのような要素が僕の想像が間違えていることを気づかせます。

始まって20~30分ほどで、『ルーム ROOM』の骨格に気づき始めます。

天窓からは、広く美しい外の世界の一部が見えます。ここ(部屋)が異常な世界だということが少しずつ分かり始めます。

あぁ確かにハートウォーミングではなくサスペンスドラマのような鋭さには理由があったのです。過去、日本でも似たような事件があったので、無くはないシチュエーションともいえます。

部屋から脱出するシーンのジャックの振る舞いは、息を呑むほど入り込んでしまいました。何て言ったら良いのか分かりませんが、とにかくとても素晴らしい演技でした。

合わせて、外の世界がとても美しいものだと感じてしまいます。(作品には、外の世界は美しものだけではないというメッセージもあるかもしれません。)

そして、最後のシーンはとても心に残ります。(聞き取りミスがあるかもしれません。)

ジャックが部屋の天窓を見上げて、"bye bye skylight(さようなら天窓さん)"と言います。その後、ママに向かってジャックはこう言います。

"mama, say bye bye to room(ママも部屋にさようならって言って)"

ママは部屋を複雑な表情で見渡し、「何か」を言います。正確には、口パクでつぶやきます。

この口パクは何??と気になって気になって仕方ない感じでエンディングへと向かいます。

普通に考えると「bye bye」のはずです。だったら口パクにする必要があるのか?と思ってしまいます。僕は英語ネイティブじゃないので、当然ながら口元の動きでセリフを想像できません。

これが邦画なら、「bye bye」ではないんです。カナダ&アイルランドの合作ですから、文化圏が違うと日本とは価値観も異なるわけです。

bye bye」と言ってるのか、「bye」と言ってるのか、また別の言葉なのか…そんな想像を巡らせながら、結局、分からない方が良いんじゃないのかな…なんて思います。「曖昧」というのは、本当に素晴らしいです。

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