スマホで撮ったビデオ、デジカメ、ビデオカメラで撮ったビデオ・・・などなど、手元の映像データをBlu-ray(ブルーレイ)ビデオにしてみたいと思ったことはありませんか?検索してみたものの、専門用語連発で断念という人も多いと思います。高い有料ソフトもありますが、手の込んだものを作らないのであれば、そういうソフトは不要です。
ここでは、初心者が必要最小限の情報と作業で、Blu-rayビデオが作成できるように、その方法や手順をまとめました。元の映像から無劣化で作成できる場合もありますし、無劣化が不可能な場合でも最小限の劣化でBlu-rayビデオを作成できます。
専門用語を噛み砕いて進めるので、省略や簡略化されてるところが多々あります。またちょっと違うなーということもあろうかと思います。しかし「映像のエンジニアではないから、そんな細かいことはどうでもいい。」というスタンスで進めていこうと思います。
もちろんフリーソフトだけで作成するので、無料です。手順どおりにすれば、作成できるはずですので、よろしければご参照ください。
Blu-rayビデオとは
BDAVとBDMV
大きく分けて2つあります。BDAVとBDMVです。Wikipediaなんかで見ると、とても長ったらしいので簡単にまとめると…
BDAVは、テレビ番組をBlu-rayレコーダーでBD-R(BD-RE)に録画したときと同じ形式だと思ってください。Blu-rayレコーダーを持ってる方は分かると思いますが、録画したディスクを入れたときに、録画したタイトルや放送日時などが並ぶ画面が出るはずです。その形式だと思ってください。
BDMVは、市販のBlu-rayビデオと同じ形式だと思ってください。映画によってメニュー画面の有無はあると思いますが、ディスクを入れたときに、そのまま再生が始まります。
どちらもフリーソフトで作成可能ですが、BDMV(メニュー画面付き)は、パソコンでの作業が不慣れな方は、難しいかもしれません。余裕のある方は、下記に作成方法をまとめているので、そちらをご参照ください。
フリーソフトだけで作るBlu-ray 番外編:BDMV(簡易メニュー付き)
規格
スマホやデジカメ、ビデオカメラで撮ったビデオは、SDカードやHDDなどにデータとして保存されます。ファイルを見ると、「~~~.mp4」や「~~~.m2ts」というファイル名(拡張子)になっているはずです。ダウンロードした動画など、動画データとしてパソコンで再生できるものであれば、これ以外のファイル名でも全く問題ありません。
動画データは、映像のデータと音声のデータで構成されています。BDAVとBDMVは、定められた規格があり、特定の形式の映像データと特定の形式の音声データでなければ、再生できません。細かな設定や形式があり、それに従ったデータでなければ、正常に再生できません。
よく起こるのが、パソコン上では再生できるのに、Blu-rayレコーダーでは再生できないといった事象です。理解しようと思うと、なかなか難しいので「そういうものだ」と思うだけで構いません。
まとめ
BDAVとBDMVの形式を簡単にまとめると、以下のようになっています。
BDAV
- 映像データ(MPEG2もしくはH.264)
- 音声データ(AACやAC3など)
BDMV
- 映像データ(MPEG2やH.264など)
- 音声データ(AC3など)
MPEG2やH.264、AAC、AC3って何??という方もいると思いますが、そういう名前のファイル形式と理解しておくだけで十分です。ちなみに、スマホやデジカメなどで録画したビデオの殆どが、下記の形式になっています。この場合であれば、簡単にBDAVを作成できるかもしれません。
- 映像データ(H.264)
- 音声データ(AAC)
必要なもの
Blu-rayビデオを作成する上で、必要なものを簡単にまとめました。
Windowsパソコン
- Macの場合は、BootcampなどでWindows環境が必須です。
Blu-rayドライブ
- 内臓でもUSB外付けでも構いません。ライティング(書き込み)が出来るものが必須です。
BD-R、BD-REディスク
- 最初は失敗してもいいように、BD-REの方が良いかもしれません。
Blu-rayビデオにしたいビデオデータ
- パソコンで再生できるものなら、たいてい問題ありません。
各種フリーソフト
- 最初に書いてしまうとややこしくなるので、それぞれ使うときに紹介します。
フリーソフトだけで作るBlu-ray
次回は、Blu-rayビデオの規格に沿ったビデオとは、どういうものなのかについてまとめています。Blu-rayビデオを作成する上で重要な情報となります。
フリーソフトだけで作るBlu-ray 第2回:ブルーレイ規格のビデオ
全5回+番外編です。下記の「フリーソフトだけで作るBlu-ray」からどうぞ。その他「手順のまとめ」も合わせて読んでみてください。
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