フリーソフトだけで作るBlu-ray 第5回:BDMVの作成

2016/02/07 

第3回第4回と、BDAVの作成方法について書きました。今回は、BDMVの作成方法について書いていきます!

第1回のときにも書きましたが、メニュー画面なしBDMVです。メニュー画面を含めたBDMVを作成するフリーソフトもありますが、とても分かり難くいので、このブログでは扱いません。

BDMVの作成 その1

準備

実は、もう殆どの説明がBDAVのときに終わっています。(第3回~第4回の記事を参照してください。)

映像データの形式は、BDAVと同じです。スマホやカメラで撮ったビデオであれば、こうなってるはずです。

映像データ(MPEG2もしくはH.264)

音声データ(AAC)

BDMVでは、この音声データ(AAC)をAC3にエンコードするだけです。

映像データ(MPEG2もしくはH.264)

音声データ(AC3)

音声データは、AC3以外にもWAV(リニアPCM)も使えるので、「音声を劣化させたくない!」という人は、リニアPCMでもいいです。ある程度のビットレート以上であれば、AC3でも劣化に気づくことは、ほぼありません。

xrecode II

では、実際に音声をAC3にする作業を進めていきます。僕は、『ffmpeg』というソフトを使っていますが、かなり分かり難いので、オススメのフリーソフトをご紹介します。

xrecode II

製作者のホームページからダウンロードできます。

今回は、「Portable version 1.0.0.229」を使用させていただきました。(通常版でも構いません。)ダウンロードしたファイルを解凍してください。「xrecode2.exe」が実行ファイルです。

フリーソフトxrecode IIの使い方1

「すべての機能が利用可能なデモ版を使用中」となっていますが、登録は任意なので登録しない場合は、そのまま数字を選択してください。

フリーソフトxrecode IIの使い方2

「ファイル(F1)」項目の空白に、AC3にしたい音声データもしくは動画データをドラッグ&ドロップしください。

「出力設定」から保存先を設定します。「ソースと同じ場所」を選択すると、先ほどドラッグ&ドロップしたファイルと同じ場所に保存されます。

「目的の形式」「WAV」を選択すると、「リニアPCM」で保存できます。今回は「AC3」にするので、「AC3」を選択します。

フリーソフトxrecode IIの使い方3

「ビットレート」を選択して、好きなビットレートを指定してください。最大640kbpsまで指定できるようになっています。

ちなみに音声が5.1chの市販DVDは448kbpsのAC3が多いです。

今回はステレオ音声(2ch)なので、適当に256kbpsに設定しました。ステレオ音声(2ch)であれば、192kbps以上あれば、ほぼ劣化に気付かないと思います。人によって感じ方が違うと思うので、一応いろいろ試してください!設定が終われば、「OK」を選択します。(ビットレート以外は初期設定のままでいいと思います。)

フリーソフトxrecode IIの使い方4

「開始」を選択すれば、AC3の音声データが作成されます。

tsMuxeR

次に、先ほど作成した音声データ(AC3)映像データ(MPEG2もしくはH.264)と合体させて、「m2ts」ファイルを作成します。再びtsMuxerGUI.exeを使います。手順は、第3回の記事と同じです。

フリーソフトtsMuxerGUIの使い方1

BDAVのときと殆ど同じです。

「Input files」「動画データ」「AC3」をドラッグ&ドロップします。音声データのAACは要らないので、「Tracks」AACのチェックを外します。ついでにAC3のLanguageを「jpn(Japanese)」に変更しました。「Output」「M2TS muxing」を選択し、「Browse」で保存先を指定します。最後に、「Start muxing」を選択すれば、BDMV形式のm2tsファイルの完成です!

続いてBDMV形式のフォルダを作成していきます。再度「tsMuxerGUI.exe」を使います。

フリーソフトtsMuxerGUIの使い方2

「Input files」に先ほど作成した動画(音声がAC3のM2TS)をドラッグ&ドロップします。

他の動画も追加したい場合は、「join」から、選択して追加してください。

今度は、「Output」「Blu-ray disk」を選択します。「Browse」で保存先を指定し、「Start muxing」を選択すれば、BDMVフォルダが作成されます!

「BDMV」という名前のフォルダと「CERTIFICATE」という名前のフォルダは出来上がったと思います。

imgburn

先ほど作成した「BDMV」フォルダ「CERTIFICATE」フォルダの2つを「imgburn」で焼けば、BDMV(メニューなし)の完成です!

imgburnの使い方は、第3回の記事を参照してください。

フリーソフトimgburnの使い方

「Source」の空白に「BDMV」フォルダ「CERTIFICATE」フォルダをドラッグ&ドロップします。

UDF RevisionをBD-RE(BD-RE DL)の場合は、「2.50」にします。

BD-R(BD-R DL)の場合は、「2.60」です。

「Labels」でディスクタイトルを付け、ライティングすればBDMVの完成です!

BDAVと同様、再生できない場合があるので、最初は必ずBD-REで試してください!再生できない原因は、映像データがBlu-rayビデオの規格に合っていないためです。この場合、BDAVと同様、AviUtlを使って、x264でエンコードする必要があります。AviUtlの使い方は、第4回の記事を参照してください。

BDMVの作成 その2

AviUtlで動画をカットや編集をした場合の音声データ(AC3)作成方法を説明します。沢山方法はありますが、既に使用したフリーソフトだけで作成する方法を紹介します。

AviUtl

フリーソフトAviutlで音声を出力する方法1

AviUtlで動画をエンコードする前に、「ファイル」から「WAV出力」を選択します。

フリーソフトAviutlで音声を出力する方法2

好きなファイル名を入力し、「保存」を選択します。「~~~.wav」(PCM形式)という名前のファイルが保存されます。

xrecode II

先ほど作成した「~~~.wav」xrecode IIAC3にエンコードします。方法は同じです。

フリーソフトxrecode IIでAC3にエンコードする方法

wavファイルをドラッグ&ドロップで読み込み、保存先を指定します。AC3の設定をしてから、「開始」を選択すれば、AC3ファイルが作成できます。

tsMuxeR

先ほどAviUtlで作成した映像データ(.264)xrecode IIで作成した音声データ(.AC3)tsMuxerGUIで合体させます。手順は、第3回の記事と同じです。

tsMuxerGUIでBDMVフォルダを作成する方法

方法は同じです。ファイルをドラッグ&ドロップで読み込み、「M2TS muxing」に指定して、「Start muxing」で、BDMV形式のm2tsファイルの完成です!

あとは同様に、tsMuxerGUI「BDMV」フォルダ「CERTIFICATE」フォルダを作成し、imgburnで焼けば終わりです。Blu-rayビデオ(BDMV)の完成です!

まとめ

とても長くなりましたが、これで全5回の「フリーソフトだけで作るBlu-ray」は終了です。

一度覚えてしまえば、とても簡単な作業です。作業を省いたり、飛ばしたり、流れ作業のようにできるようになります。

またAvUtlを使った応用(編集)などもあります。解像度を変更したり、フレームレートを変更したり、インターレースからプログレッシブのビデオに変更したり、ノイズを除去したり、・・・AvUtlで出来ることは沢山あるので、是非チャレンジしてみてください!

フリーソフトだけで作るBlu-ray

全5回+番外編です。下記の「フリーソフトだけで作るBlu-ray」からどうぞ。ぜひ「手順のまとめ」も合わせて読んでみてください。

フリーソフトだけで作るBlu-ray

フリーソフトだけで作るBlu-ray:手順まとめ

スポンサーリンク

-フリーソフトだけで作るBlu-ray
-