最近、Windowsパソコン内臓のBlu-rayドライブ(パイオニア製)の調子が悪くなり、買い換えることにしました。Macでも使いたいなーと思っていたので、外付けを中心に探すことにしました。Blu-rayドライブの国内主要販売会社を大きく分けると、この4社が有名です。
- Buffalo(バッファロー)
- I-O DATA(アイ・オー・データ)
- Logitec(ロジテック)
- Pioneer(パイオニア)
バッファローやアイ・オー・データ、ロジテックは、中のドライブの開発や生産はしていないので、中身のドライブは、東芝サムスン製やパナソニック製、パイオニア製だったりします。付属のソフトウェアもコーレル社やサイバーリンク社のものが殆どなので、簡単に言うと、いろんな会社のものを集めてパッケージして販売しているということです。
長くパイオニア製のBDドライブを愛用してきたので、とても信頼しています。個人的には、品質を求めると、パイオニア製一択です。買い換えるにあたって価格を調べたわけですが、外付けBlu-rayドライブでは、パイオニアが少し高いみたいです。結局、悩んだ挙句、パイオニア以外のドライブを購入することにしました。
BRXL-PC6VU2/Nの中身
Buffalo「BRXL-PC6VU2/N」
Amazonのフラストレーション・フリーを購入しました。製品名「/N」が付いているものは、再生ソフトなどが付いていません。Windowsのライティングソフトなどは付属しています。パソコンでBlu-rayビデオを見ないですし、その他のソフトも使い慣れたフリーソフトで十分なので、ソフト無しの安い方を購入しました。
2013年末に出た製品ながら、未だにAmazonの外付けBlu-rayドライブで上位の人気を誇っています。Amazonのレビューを見ると、かなり評判は良さそうです。低い評価をしている人もいますが、
- 再生ソフトが付属していないことを読まないで買った。
- 自分のパソコンやディスプレイがHDCPに対応していないのに買った。
- AACS(コピーガード)を知らずに買った。
という人が殆どでした。思っていたのと違ったため、低評価をつけているという人が多かったので、製品の品質自体は問題無さそうです。パソコンのデータをバックアップしたり、保存したり、コピープロテクトの無い自作のBlu-rayの作成や再生が目的なので、BRXL-PC6VU2/Nを購入することにしました。
不要なチラシや包装など無く、アップル製品並のシンプルさが良いです。
- 本体(USBケーブル付き)
- ディスク
- 使用方法などの紙
表面の薄いフィルムを貼ったままの写真です。とにかくシンプルな作りが良いですね。
BRXL-PC6VU2/Nを使用方法
Macへの接続
ドライバなどインストールすることもなく、USBケーブルを差すだけで認識しました。空のBD-REを入れて、iTunesを起動してみたものの、使用方法が全く分からず…昔、iTunesからディスクを焼けた記憶があったんですが、今は使えなくなってるのかもしれません。
フリーのライティングソフトを使用することにしました。
画面右下のDownload Burnからダウンロードできます。ダウンロード後、ZIPファイルを解凍すればOKです。
Burnを開けば、アプリケーションが起動します。Burnを押しても開かない場合は、キーボードの「control」キーを押しながら開いてください。
内臓のドライブは、「パナソニック製 UJ260AF」でした。パナソニック製というのも安心ですね。BD-REも問題なく認識し、普通に使用できるみたいです。
ついでにMac版tsMuxeRもダウンロードしてみました。
画面中央のDownload Mac, Linux and other versions下のDownload tsMuxeR Mac version (direct link)からダウンロードできます。tsMuxeRも起動しない場合は、キーボードの「control」キーを押しながら開いてください。
Windows版と画面は同じですね。Macでもフリーソフトだけで、BDMV(メニュー画面なし)であれば、作成できそうです。tsMuxeRの使い方やBDMVの作成などは、下記のWindows版をご参考ください。
フリーソフトだけで作るBlu-ray 第5回:BDMVの作成
Windowsへの接続
Windows(デスクトップ機)でもUSBケーブルで繋げるだけで認識しました。(Windowsの機能で、自動的にドライバがインストールされました。)ImgBurnでもパナソニック製 UJ260AFと認識されています。SONY製の空のBD-REも問題なく認識しました。
実際にImgBurnを使ってパナソニックの4倍速BD-Rに焼いてみました。
付属のUSBケーブル1本だと、Write Speedを4xにして4倍速焼きに指定しても、2.1~2.6倍を行ったり来たりという速度でした。付属のUSBケーブル2本繋げると、4倍で焼くことが出来ました。電力供給とライティングスピードに因果関係があるかは分かりませんが、動作も安定すると思うので、USBケーブル2本繋げをオススメします。
BRXL-PC6VU2/Nを使ってみて
かなりオススメです。2013年末からのロングセラーというのは納得です。価格は変動すると思いますが、5000円台というのは買いやすい値段だと思います。
WindowsでもMacでも特に難しい操作なく、繋げるだけで動作します。まだ3枚しか焼いていませんが何のエラーもなくBD-RとBD-REに書き込めました。中身のドライブもパナソニック製でしたし、安心感と品質と価格のバランスが良い製品ではないでしょうか。
追記(Verbatim VBR130RP50V4との相性)
スピンドルケースの50枚入BD-R「三菱化学メディア Verbatim VBR130RP50V4」でライティングしてみました。ネットショップのレビューなどを見ていると、品質の低下について書かれていることが多い製品ですが、50枚で2300~2500円程度ですから、コストパフォーマンスを考えると、購入を検討したいBD-Rであることに間違いはないと思います。
- BRXL-PC6VU2/NのUSBケーブルを2本つなげた状態で使用しました。
- Windows+ImgBurnでライティングしました。Write Speedは、「AWS」に設定しました。
BD-Rを入れてImgBurnのライティングのボタンを押すと、ディスクが優しく回り始めますが、全くの無反応でした。1分40秒~50秒過ぎから、何やらディスクが動き出し、その約10秒後にライティングが始まりました。ディスクの認識から書き込みが始まるまで、約2分かかりました。ちなみに国産のパナソニック製メディアは、直ぐにBD-Rを認識し書き込みが始まります。書き込み完了後、Verifyを行いましたが、エラーは出ませんでした。自作BDAVを焼きましたが、全く問題なく再生できています。
昨今、スピンドルのBD-Rを販売しているメーカーも少なくなってきています…。お手頃な価格&台湾CMC製というと「三菱化学メディア Verbatim VBR130RP50V4」一択かもしれません。十分にオススメできる製品です。
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